◆33節走行距離データ 勝敗との関係性ー走り勝つサッカーは強いのか?

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こりもです

今日は年に一度の健康診断に行って来ました。 視力も年々おちてきて、体重・腹回りも増えて 年を感じつつ自己改革を誓った1日でした。(毎年1週間ぐらいは思うんですが。。。)

今日は前節(33節)の各チームの走行距離データがでています。 守備スプリントやポゼッション率、エリア別等 今は色々なデータが出てきます。 
ちなみにグランパスはなんとか勝ちはしましたが、セントラルエリアは制圧されパスミスも多くボールを失いリトリートの繰り返し動きが多く試合後の選手の疲労も見られました。ただボールホルダーへのプレスも含めると「走り足りない?」と思う一面も。。。
もっと走ればかてるのか。 今回は「走行距離と勝敗との関係」についてまとめます。
 
【走行距離データの取り方】       
グランド全体をいくつかのカメラで撮影し その情報を元に選手の動きをデータとして処理し計算したもの
※技術的には専門ではないのでわかりませんが よくどう動いたか線で表示されたものもよくみますよね。

【33節前チームの走行距離】       

チーム別では
1位:湘南 「120.313km」 2位:柏  3位:磐田  平均値は114.87km
※湘南はチームが目指すスタイルを一貫しています
反対に最下位は 川崎 「109.831km」
※こちらもいつもですが、でもおもしろく勝つサッカーができているんですよね。ある意味理想かもしれません。

【勝敗との関係】           

各試合の結果とあわせて見てみると 走行距離が多いチームが勝った試合は わずか2試合 しかありません。
これはデータが出るたびに確認をすると、走行距離が多いチームほどリーグ下位に位置づいていることが多いという傾向が見られます。
逆に今回のように走行距離が少ない川崎がリーグでは1位なんです。 3-0で勝った鹿島も川崎とほぼ差なく「110.147km」
※以前広島が優勝したときも平均以下の走行距離だった記憶があります

【なぜこのようなことが起こるのか?】

いくつかの例で考えてみます。(他のリーグでは?)
ヨーロッパのリーグのデータを確認すると
多くのクラブは「走れない選手」の評価は低い傾向にある。テクニックがあっても走行距離は求められ それは結果と比例する。
世界のリーグ(特にブンデスリーガ)を見るとでは走行距離とスプリントが多いほど勝率が高いとの傾向がある。
※これらをみると戦術的・技術的が成熟したレベルの上に ”質の高い走行” がプラスされ 結果に影響してのではないかと考えられる。
川崎も技術レベルの高い世界と戦う場合にはより走力が求められるかと思います
サッカーの歴史や国民性やレベルで比較できるようわかりやすく ロシアワールドカップでの例で考えてみましょう。
一人当たりの走行距離では 上位4チーム ドイツ・セルビア・韓国・エジプトは予選敗退。
※これだけ見ると前途に示したjリーグの傾向と同じです
あわせてパスの多いチームの走行距離を見てみると
一試合あたりのパス数平均 ドイツ を除いてセルビア・エジプトは平均以上 韓国はほぼ平均
逆に パスの多いイングランド8位・スペインが18位 と平均以上でパス数が多くても走行距離は少なくない。
※パスが多いから走行距離が少ないとも限らない。
だとするとパスミスが少ない戦術・技術の差ではないのかを調べると
走行距離上位の エジプト(24位)セルビア(26位)韓国(29位)ともに32チーム中下位であることがわかる。※ドイツは4位
パス成功率の下位10チームに予選敗退チームは8チームが入っている。
※顕著に成績とパス成功率のデータはリンクしており 勝率との関係性が高いことがわかります。ドイツは該当せず他の理由が考えられます。

【まとめ】              

走行距離が多いというだけでは勝率との関係性が低いことがわかります。 簡単に言うと走るだけでは勝てないということです。
当たり前ですが結局は技術(パスの精度)や戦術(ポジショニングや連携)がしっかりしたチームが勝利に近づき、それらを基にして いかに有効に走れるのかが重要。 スプリントも含め走りの質が勝敗に関連付く。

代表的な例をみるとメッシの走行距離が少ないのは有名な話。役割が明確であることや経験・技術の高さによって活躍度・得点とは比例はしていない。

ただロシアで活躍が目だったモドリッチは技術の高さに加え豊富な運動量が、チームの好成績と個人の評価に関係したのではないでしょうか。

昨シーズンJ2リーグで下位チームの方がかなり走っていたことを思い出します。 その中でグランパスも苦労したのですが、これらのデータを基にすると、相手チームの運動量を上回る 技術や戦術理解度が低かったんだと考えられます。

風間サッカーは技術を軸にしたサッカーですが、すぐに完成するものではありません。そういった中ではまだ走るということは不可欠な要素で、いかにバランスをとりながら戦っていくかが重要になるかと思います。

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