◆ベストメンバー規定廃止 ベストメンバーって何だったの? 廃止で何が変わるの?

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こりもです

さて2018年シーズンも終わりをつげようとしています。

今年のリーグは稀にみる残留争い。
サポーターは「世紀の大一番」に向けて気になりますね。 何はとこあれグランパスにとっては試合頭から最後まで走り続ける湘南は 少し苦手なイメージがありますね。 広島戦のような状況だと少し心配。 相手が湘南だからといって風間監督は何も変えないと思いますし、我々は信じるしかないですね。

今回は 先日 Jリーグから発表されました 規定変更について 気になった  “ベストメンバー規定” について書いていきます。

実は前からよくわからない感じだったんですよね。 シンプルにリーグ、カップ戦共に戦力を温存することなくベストメンバーで戦ってねということですよね。 そこのベストメンバーってだれがどう決めるのか、どういう基準?
リーグ戦・カップ戦・ACLなど試合も多く どこのリーグももターンオーバーぐらいあるし、怪我や育成の問題もありし 何でこんな規制がそもそもあったのか? 事実上ルール廃止は当然ぐらいに思いましたが。

【変更点と変更理由】

ニュースの内容を引用すると以下のとおりです。
「最強のチームで戦いなさい」は変わらないが 出場選手の基準や、該当試合、罰則規定を含んだ補足基準が廃止されます。
撤廃理由は「クラブの強化方針・強化施策の選択肢拡大(クラブ内での競争促進)」「若手選手の育成を目的とした出場機会の創出」
※出場基準、罰則規定。よくわかりませんね。 撤廃理由については至極当然のことのようですが。
そこで どんな規則だったのか「概要」「規定内容」「厳罰」についてまとめてみます。

【概要】

(導入目的)・スポンサーへの配慮 ・ファンサービス ・八百長防止策(totoありますからね)
(問題点)・基準の曖昧さ ・過密日程による負傷や疲労を考慮していない ・戦術変更ができない ・若手選手の育成の障害

【規定内容】

・Jクラブは、その時点における最強のチーム(ベストメンバー)をもってリーグ戦・カップ戦に臨まなければならない。
(補足基準)
・リーグ戦(J1,J2)、リーグカップ戦では先発メンバー11人は,当該試合直前のリーグ戦5試合の内、1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6人以上含まなければならない。
・2014年からJ1については以下を補足基準としています。
「スターティングメンバーはプロA契約選手と外国籍選手を計6人以上含まなければならない」
”スタメン”や ”直近5試合”という限定的な条件は省かれ、もう少しクラブにとって自由度が高いものに変更になっています。
ただヨーロッパを含むリーグでのターンオーバーの常識化 や ACLを含めた試合数の増加など環境の変化、そこに曖昧さも加わって 明らかに今の時代に合わないですよね。Jリーグの若手育成強化の方向性にもそぐわないですしね。
・出場選手の基準以外に、代表選出や負傷欠場などの例外規定や、規定に違反した場合の罰則も定めている。

【厳罰化の背景】
当時アビスパの外国人監督がナビスコカップを「メンバーを入れ替え、控え選手で戦う」と言ってリーグ戦から先発メンバー10人かえたことで カップ戦の権威保持を目的として罰則を設ける。
天皇杯に関しても同様なことがあった為 2009年からこの規定の対象になる。(天皇杯は罰則は適用されない)
(罰則実例)
・2007年 川崎 ACLとの連戦でリーグ戦のスタメンを8人入れ替え 4-0で大敗したことを問題視
・2008年 大分 ナビスコカップ直後の天皇杯で先発10人入れ替えて敗退。翌年の天皇杯への出場停止も示唆して大分の社長が謝罪
・2009年 広島 若手起用の目的で先発を10人入れ替えて引き分け。広島に1000万円の制裁金。 ルールがあいまいで解釈ミスもあってJリーグ側も処分がある
・2012年 神戸 ナビスコカップでリーグ戦から9人の入れ替え。規則違反で1000万円の制裁金。 当時西野監督が就任まもなくでメンバー構成もかえているところだったのでしょう。
近くは
・2018年 湘南 ルヴァンカップにおいて 高校生を含む若手積極起用の結果 A契約の選手が1名不足。 結果600万の制裁金。
罰則を導入するほどの目的も十分わかりますが、こんな曖昧で、クラブの状況を無視したルールで 正直気の毒に思います。(どのクラブも試合に負けてもいいと思って試合はしてないでしょう。)

【変更後の効果】

・クラブの自由度があがりクラブ毎にリーグ戦の状況、けが人、育成を考えてのメンバー選定ができる。
・過密日程の中でも選手疲労を緩和し怪我のリスクも軽減。
・実戦機会の少ない若手やサブ組の経験と再評価の場となり、チーム内の競争による能力の底上げにつながる。
・多くの選手の「育成」や「獲得」の必要度もあがり、クラブ間の競争がおこることでリーグ全体の底上げにつながる。

【まとめ】

2018年までの「ベストメンバー規定」を考えると今のサッカー界をとりまく環境や今後Jリーグが目指す方向とはそぐわなくなっているのがわかります。多くのサッカー関係者もこの規定について苦言を呈していたようです。

ちなみに 元アントラーズ 岩政さんもブログで 「メンバーを変えたから勝つ気がない」はプロサッカーチームにおいてはありえません。「プライオリティが低い試合だからやる気がない」はプロサッカー選手にはありえません。 と語っておられます。
が、とは言っても毎年 ACLやカップ戦、天皇杯では 勝つ気ある? ってサポーター間で騒がれることは正直ありますよね。(具体例は避けますが。。。)

それでも2017年の去年のセレッソみたいに決勝までリーグ戦サブの選手が勝ち進めて優勝をチーム全員で喜んでたという見ていて気持ちの良い事案もありますしね。

「多くの選手を獲得し保有することに注力するクラブ」「育成の強化に優れたするクラブ」「戦力の平均化や団結力に優れたクラブ」等 クラブ毎、より特色が出た戦いになってくるかと思いますが、結局はいかに各チームが力をつけ日本サッカーの発展につなげるかですね。

カップ戦の価値についても 今一部ルール上で行っていますが もっと若手に特化した大会にするとか リーグ戦と違う魅力や特徴を作っていくのも面白いかもしれませんね。

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